サウナで健康ととのい体験記

サウナをこよなく愛する男のサ活情報をお届けします。

水風呂を求めて

メインはサウナじゃない!?

サウナで健康ととのい体験記としておきながら、こんなことを言うのも何なんですが、別にサウナに入っている時が一番最高という訳ではないじゃないですか。全ては、外気浴で身体を休めている時に訪れるサウナトランスの瞬間を得るためにサウナに入っているわけです。(サウナに入っている時が一番好きという方がいらっしゃいましたらごめんなさい)

しかし、最近、気温も暑くなってきて、サウナと外気浴の間にある水風呂の時間が妙に心地よく感じるようになってきたことは否定できません。そこで水風呂について、少し考察してみることにしました。

水風呂の効果

何でもそうですが、効果というものは人それぞれです。全てが当てはまるわけではありませんが、一般的に水風呂に入ると得られる効果というものをまとめてみました。

睡眠の質が違う

水風呂に入ることによって睡眠の質が変わるようです。サウナなどの高温の場所から水風呂などの低温の場に身体を移すことにより、温冷刺激によって身体の末端まで血液が行き渡りやすくなるのです。それにより眠る時に深部体温が下がるやすくなる効果が生まれ、身体全体が睡眠モードに入りやすくなるため睡眠の質が上がるそうなんです。加えて温冷刺激は心拍数を上げるので程よい疲労感を得ることができ、眠りに陥りやすい効果もあるとのことです。

疲労回復効果がある

サウナや高温の湯から水風呂へ移動することによって得られる温冷刺激は、繰り返し行うことによって血管を伸び縮みさせて血行を良くする作用が生まれるそうです。血液は酸素や栄養素を体中に届けて、老廃物や二酸化炭素を回収する働きをしています。つまり、血行が良くなることで身体の細胞に好影響を及ぼし、疲労回復スピードがアップするというわけです。

冷え性改善につながる

サウナと水風呂のセットを行うことにより、上記のような血管の収縮や拡張が促されますので、血流が良くなり身体の末端まで血が巡るようになります。血が届かない血管は使われなくなってしまうことによって、機能低下を起こして冷えやすくなってしまうのです。そういった症状を抑えることができる効果を持っているといえます。

ホルモンバランスを整える

特に女性に言えることですが、自律神経は視床下部から指令を受けて働きます。視床下部はストレスに弱いので、心身ともにリラックスしている状態に身を置くと自律神経も安定するわけです。視床下部は女性ホルモン分泌と密接な関係がありますので、ストレスは大敵です。よって温冷刺激を繰り返すサウナ&水風呂はストレスを溜めやすい女性にとってはリラックス効果を生むという点で理にかなったストレス解消法だと思われます。

水風呂に入る時のポイント

とはいえ、水風呂も入れば水圧を身体に受けるわけですし、心臓への負担も増えることは間違いありません。血行促進が上がるということは、心臓が身体へ送る血液の量やスピードが上がるわけですからね。ということで、サウナ初心者は特に以下の点に注意していただくといいと思います。

・水風呂に入るときは手足から少しずつ入る

・我慢して全身浸かる必要はない

・長時間浸かる必要はない

・必要に応じて水分補給を行なってから入る

要するに身体にいいからと言って無理して水風呂に入ることはやめましょうということです。僕も最初は水風呂は冷たくて苦手でした。慣れは必要です。徐々に身体を慣らしていくことが必要なのではないかと思います。

羽衣を纏って水風呂をエンジョイしよう

水風呂に入ってしばらくじっとしていると不思議と水風呂が冷たく感じなくなる瞬間が訪れます。これは水の羽衣を纏った状態となっているからだそうです。その時は至福の時間となるわけですが、たまに後から入ってきたおっさんが勢いよく水風呂に飛び込んできて一瞬で羽衣が消え去ることがあり「おい!おっさん、何してくれとんじゃ!」と言いたくなる時もありますが、ここは平和に行きましょう。水の羽衣は脆いんですから。

また、水風呂を控えた方がいい方もいらっしゃいます。

・妊娠中の女性(血圧の上昇により妊娠高血圧を引き起こすかもしれません)

・飲酒状態の人(そもそもサウナもダメですが血圧の乱れによる体調不良を引き起こします)

・高血圧の人(血管の急激な収縮による脳梗塞心筋梗塞の症状が出る危険があります)

・食後すぐの状態(消化のために血液が胃腸に集中しているため、血液が体中に渡ると消化不良などの症状が起きやすくなる)

といった点もありますので注意しておきましょう。

そんなわけで、アルコールはサウナの後にしてくださいね。(自戒も含め)